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オーケストラ・リハーサルのleylaのレビュー・感想・評価

オーケストラ・リハーサル(1978年製作の映画)
3.8
フェリーニ×ニーノ・ロータ、最後のコラボ。製作後まもなくニーノ・ロータは亡くなりました。

13世紀に建てられた礼拝堂で行われるオーケストラ・リハーサルで起こる騒動を描く。テレビ用に製作された作品。

テレビクルーのドキュメンタリー撮影として、楽団員たちへのインタビュー形式で描かれる。支配層への批判もあるが、音楽愛、楽器愛、人間愛が散りばめられた密室劇。

ノーギャラでの演奏を強いられたり、指揮者の横暴に我慢できなくなった楽団員たちが「指揮者は要らない」と暴徒を起こし、大騒ぎ。

ラストは埃まみれの瓦礫の中でニーノ・ロータの音楽をオケが奏でる。音楽愛を感じるラストはお見事でした。

楽団員たちの人間臭い表情やセリフ、大きなメトロノームのオブジェなどフェリーニらしさを感じる描写もあり楽しい。

「音楽は世界だ」
「音楽は我々を救う」
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