モキュメンタリー形式でオーケストラの内部事情が語られていくのだけれど、演奏者から指揮者への不満、指揮者の苦悩が語られるシーンでは、映画製作の内部事情と重ね合わせているのではないかと思った。
フェリー…
階級闘争と労働者の内部闘争、崩壊と再生といった物語的カタルシスが全編を通して強く現れるが、それ以上にニーノ・ロータによる常動的楽曲とインタビュを通して語られる音楽家たちの自負、またはイコン的に提示さ…
>>続きを読む芸術家ってやっぱり個性的な人が多いんだろうなぁ。
オーケストラの裏側なんてきっとこんな感じなんだろう。
それが一体となった時に、素晴らしい芸術となって人々を魅了する。
シュールだし、いろんな風刺も効…
ストーリー性重視の2時間映画というよりメッセージ性重視の短編映画という印象
だから後半までずっと淡々と団員たちへの取材コメントや荒れ具合を見せ、ついにストライキを起こし収まりがつかなくなったところ…
無給の練習に不満タラタラ、人間関係的にも演奏的にもギスギスしちゃってしょうがないオーケストラが大崩壊からの再生を遂げ……いやこれは再生なのか………?なんだこれ…???
っていう奇妙すぎる映画。
オ…
文明批判のようなポル・ポト的な大衆性の批判のような(この作品が作られた時はポル・ポトは全盛期かな)、ようなもの映画だった。
ハープの演奏者の扱いは最初から最後までかわいそう。本物の演奏家に出てもらっ…