面白い。コミカルにテンポ良く進む物語にどこか影を潜める演出は意のままに、心地よいエンターテインメントを観てる(アメリカ映画のような)感覚になる。設定や、美術など
やりたかったことが透けて見える感じではなく、岡本喜八の生き様や思想が表れてることがユニークな設定や行動に負けじと、良作であることを支えてる所以だろう。ふざけても、ど真面目な真髄さが伝わってくる感覚。
攻めたカット割や音楽の差し込み、不意のカメラ目線など、間違うと寒い演出を完璧なタイミングとリズムで入れ込んでくる。
ラスト近くの爆破のシーン、下駄を履くこと、脱ぐこと、衣装の使い方も上手い