てつこてつ

ツナグのてつこてつのレビュー・感想・評価

ツナグ(2012年製作の映画)
3.3
亡くなった人間と彼らに会いたいと切に願う人間、両者の希望が一致すれば、たった一度だけ、あるホテルの一室で再会させる事ができる能力を持つ一人の高校生。

彼を演じた松阪桃李は、素晴らしかった。幾つかのエピソードが出てくるのだが、女子高生二人のくだりは、あの年頃の女性にはいかにもありそうなちょっと怖さと切なさが入り交じった、非常に繊細な心理描写がされていて見事。

ただ、最後の佐藤隆太と桐谷美玲のエピソードは、ちょっと出来すぎだし、ベタなBGMと共にしつこい。

冒頭の八千草薫は、あの歳にして未だ品があり美しかったなあ。
てつこてつ

てつこてつ