多頭飼育崩壊

ラリー・フリントの多頭飼育崩壊のレビュー・感想・評価

ラリー・フリント(1996年製作の映画)
5.0
初めてこれを認知した高校の頃、ジャケットの低俗な見た目からポーキーズとかアメリカンパイみたいなティーネイジャー向けの軽いコメディかと思ってたけど、そんなことなく、緻密に組み上げられた、重厚な物語だった。
例えば「全裸監督」と比べても、孤立してもなお虚勢を張る山田と違って、ラーリーは最後は弟に愛してるっていえてたのでも日米の文化か宗教的な明確な違い感じる
風呂で樹脂漬けみたいになってたハーレークインゼル、あそこまで擦り切れてもなお愛らしい。
風刺(としての至福の笑いを浮かべる司祭?へのパロディ)っていう中心の話題も遊び心溢れてて楽しい。