主役のチョン・ドゥホンは、ある意味、一度見たら絶対忘れないインパクトが強い容貌で・・。「乱暴な記録」でも確かに出てたなあ。でも、自分には日本の元男子柔道監督を務めていた篠原信一に見えて仕方ない。
元々はスタントマン出身な訳で、アイドルやモデルのようなスター街道を歩んできた経歴ではないので、それはそれで良いのだが、やっぱり、ちと顔のデカさがインパクトありすぎる。
ただ、やはり、吹き替え無しの生身のカンフーアクションはキレッキレ。ブレイクダンスを応用させえたアクションシーン、クライマックスの「インセプション」の冒頭シーンを彷彿させるような湖上の豪華料亭を舞台にしてのアクションは見応えあり。
それよりも個人的に収穫だと思ったのは、どういうわけか、メインキャラクターたちとは似ても似つかぬ役者陣を揃えた高校生時代を演じたチョン・ウのしっかりと安定した存在感が光っていたこと!!
全編を通して劇画チックなべったりと濃い色使いも、個人的には好み。