いつもと変わりない高校生活の中で、「この世のものではない何か」が生徒会長になりすまし、学校を征服していく。それに気づいた主人公は仲間たちとともに生徒会長の秘密を暴き、元の日常を取り戻すために戦いを挑んでいくストーリー。
20年前くらいに観て、なお心に残ってる作品。ストーリーは多少の荒いところがあるが、それを打ち消すほどのノスタルジックな世界観、切なさを引き立てるBGMがたまらない。
本作では都電荒川線沿いのロケ地にて撮影されているが、一昔前の風景を楽しむこともできる。飛鳥山公園やあらかわ遊園などをノスタルジックに描いている。普段あまりしないのだが、ロケ地は一通り巡った。
エンディングの曲「未来からの追憶」が短いながらも心地よく、記憶に残る。曲が流れるラストシーンも大好きで何回も観てる。
それは主人公和美が夕焼けの川沿いの道を、遠くに向かって歩いて行く。ただそれだけなのだが、姿が見えなくなることがこの映画の終わりを告げるようで、ずっと観てしまう。
