青二歳

愛と喝采の日々の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

愛と喝采の日々(1977年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【3年後にまた会いましょう!】長文御免
世界バレエフェスで観たコンテンポラリーバレエ"伝説"を観るため再見。ソ連からの亡命スター、バリシニコフがまんまスターダンサー役で出演。結婚かキャリアかで迷うストーリーは微妙。酔っ払いのシーンは金返せって主催者にクレームはいるのでは?ってレベルでお話にならん。
バレエ団のバックステージを描くところは好き。

ロミジュリのバルコニーのシーンは、マクミラン振付がロマンチックでありながらシンボリックなので、陳腐に陥らないのが見事。音楽がまた官能的でいいんだ。ベッドイン早いな!って思うけど、ロミジュリも出会いからベッドイン早いしね。

以下バレエ。
☆"ラ・バヤデール"より影の王国
オープニングクレジットにて。これも全員アメリカンバレエシアターかな。

☆"ジゼル"より第二幕。
指導者には、アメリカバレエ史において欠くことのできないアレクサンドラ・ダニロワが、ほぼ本人役の老ダカロワとして登場。画像検索してください。壮絶美人だから。舞台ではバリシニコフが飛ぶ飛ぶ回るアルブレヒト。

☆"ロミオとジュリエット"マクミラン振付
プロコフィエフの曲がいいよねぇ。うっとり。

☆"眠れる森の美女"より結婚のパ・ド・ドゥ
自己中に見えるバリシニコフだけどさすがロシアダンサーだけあってサポートうまい

☆"伝説"クランコ振付
世界バレエフェスで観た作品。マリシア・ハイデとリチャード・クラガンか。すごいガラ公演だな。ハイデのピケで立つ動作きれい。甲高い!リフトも軽やか。

☆"チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ"バランシン振付
スザンヌ・ファレルとピーター・マーチン。ファレルの映像遺してくれただけこの映画の価値がある。バランシンのミューズとしても、アメリカ人ダンサーが尊敬するダンサーとしても名高い彼女。もっと尺とってほしかったなー。

☆"白鳥の湖"より黒鳥のパ・ド・ドゥ
ルセット・アルドスとフェルナンド・ブジョ。中々ハデなオディール。

☆"アンナ・カレーニナ"マイケル・コーク振付?エンドクレジットと違うな…読み方違ったらごめんなさい。この名前ファレルと並んで出てくる人なんだけど。
主演女優が出演。ラストの列車のシーンかな。ベテランダンサー2人の共演という設定。ロビンスをモデルにしたアートディレクターが「見ておれん二人とも老けすぎだ」とバッサリ。お、おぅ…

☆"エリントニア"振付誰なんだろ。
劇中の新進振付家による新作という設定。わりに良いんですよね。主演の娘役が獲得したソロ作品として踊られます。

☆"海賊"よりアリのヴァリエーション
バリシニコフいやー!プリエしながらピルエットー!マネージュ飛ぶ飛ぶー!こんなパフォーマンス現代でも中々お目にかかれんわ。

☆"ドン・キ"キトリのヴァリエーションのレッスンと公演のパ・ド・ドゥ
バリシニコフの左右のピルエットに片脚着地でパの移行とか恐ろしすぎる。なにあれ。32回転はゆっくりめなので、バリシニコフに飲まれちゃうのか仕方ない。

エンドクレジットに出てくる振付家
アルビン・アーリー
フレデリック・アシュトン
ジョージ・バランシン
ジーン・コラリー
ジョン・クランコ
ミハイル・フォーキン
レフ・イワーノフ
ハラルド・ランダー
ケネス・マクミラン
アレクサンダー・マインツ
デニス・ナハ
ジュール・ペロー
マリウス・プティパ

☆ケネス・マクミラン振付
ロミオとジュリエットのパ・ド・ドゥ
☆フレデリック・アシュトン振付
ミス・ブラウン最後のソロ
☆アルビン・アーリー振付
ミス・ブラウン ガラのソロ
☆デニス・ナハ振付
アンナ・カレーニナ
→この4つが別立てでクレジットされるということは、ロミジュリ指導がABTでなかったのと、ほか3つはオリジナルということでしょうか。

また詳しく分かったら加筆修正予定。
青二歳

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