ま

月下の恋のまのレビュー・感想・評価

月下の恋(1995年製作の映画)
3.1
イギリス産ゴシック・ホラー。大槻(おおつき)教授張りに「幽霊なんて居るわけない」と霊能力者の嘘を暴く心理学者の主人公。
ある金持ち一家の依頼を受け、その家に暫く滞在し霊がいるかいないかを調査したりなんかする話。

先代夫婦は亡くなり一家には二人の息子とその妹、使用人の老婆が暮らしている。
「幽霊がいる」「何か見える」等怪しい言動を繰り返す老婆をよそに自由奔放に暮らす兄妹たち。その妹の美貌に主人公も徐々に心を奪われていくのだが…

この女性を演じたケイト・ベッキンセイルという女優さんが本当に美しい。ファッションも髪型もお洒落で綺麗な人だなぁと思っていたら
いきなりスッポンポン。兄もスッポンポンになって裸族か…

可愛い彼女に魅了されつつも屋敷で起こる不可思議な出来事に徐々に違和感を覚えていく様な流れで終盤真実が明らかになっていく。
「屋敷」「美女」「老婆」といかにもゴシックホラーな要素が揃っており、映像の美しさやヨーロッパ特有の上品な雰囲気も感じられるところが一番の魅力。

怖さはほとんどなく、オチもちょっとありきたりかなと思いました。
「雰囲気」味わい系の作品だけどヒロインの美しさは必見。
ま