LDで二十数年ぶりに観ました。
J.スコット・リーとアンヌ・パリローの共演です。
「心の地図」の意味するものとは?
1965年の北極。
初老のイヌイット、アヴィックは、地図を作成している若い米国人に自らの半生を語り始める。
話は1931年に遡る...
彼は結核に冒されていたが、英国人測量士ウォルターとの出会いにより、モントリオールの病院に送られる。
そして、そこで白人とインディアンの混血の少女・アルベルティンと運命の出会いをすることに...
白人社会の中で同じ痛みを持つ二人は恋に落ちるが、やがて離ればなれに...
そして、一度は北極に戻ったアヴィックだったが、カナダ空軍に志願して、アルベルティンを探そうとする。
やがて、お互いに再会を果たす二人だったが、戦禍が再び彼らを引き離そうとしていた...
北極から第二次世界大戦時のヨーロッパへと舞台を移しながら、一人のイヌイット男性が一人の女性を愛し続ける姿に胸を打たれます。
また、クライマックスのドイツ、ドレスデンへの爆撃シーンが辛いです。
そして、物語のラストにアヴィックを待ち受けていたものとは...特に父親なら誰でも涙するでしょう...
厳しい北極圏の自然も印象に残る作品でした。
※端役で出ているJ.キューザックが若い!