りり

アビスのりりのネタバレレビュー・内容・結末

アビス(1989年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

深海で謎の生命体に出会うSF。
これ大好き〜。久々に見たんだけど、やっぱりいいよね…。深海遭難パニックものとしてのハラハラ感やドラマももちろん見どころなんだけど、個人的に好きなのは暗い海の中で出会う謎の生き物の美しさ。どれも神秘的なシーンに仕上がっていてうっとりできる。館内で遭遇するシーンでは、水を生き物のように動かすというアイデアの独創性に驚かされる。

あとはやはり「私を蘇生させて」のシーンの緊迫感が何度見てもすごい。気丈に自ら溺れることを選びながらも、実際に水が顔まで満ちてくると恐怖する様子がリアルで、その後の蘇生もなかなかうまくいかずにめちゃくちゃ引っ張るので、息を吹き返した時のカタルシスがすごい。そしてそれを越えて訪れるロマンティックな空気もいいのだ…。
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