アギーレ/神の怒りに投稿された感想・評価 - 38ページ目

『アギーレ/神の怒り』に投稿された感想・評価

比類なきアンチヒーロー、西欧キリスト教世界の負の歴史を一身に纏うかの如きアギーレ=キンスキーの孤独さよ。帝国主義時代の終わりへ、無論大いなる希望を込めて、ヘルツォークによる過去への鎮魂歌、地獄の黙示…

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TATEO

TATEOの感想・評価

4.7

このレビューはネタバレを含みます

個人的には、映画にとって一番大事なのは画面が何らかの「場」を切り取れているかどうか、なにか独特の空気(=世界)を感じさせるものになっているかどうかだと思っている。ストーリーとかは二の次で、映画にとっ…

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大自然を前にすると人間はなんてちっぽけな存在なのだろうか。ましてや神に挑むなんて無謀の極み。事実、狂気と驕りに満ちた主人公・アギーレは、小さな筏の世界すら征服できない。あげくの果てに弱々しい猿すらも…

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オール現地ロケ。

とは、考えるだけで凄まじい。

キンスキーの怪演もそうだけれども、実現させる執念を感じる。
Cezan

Cezanの感想・評価

4.3
映画のために山を切り拓いて原住民をキャストにする。
ここまでの狂気が我々にあるか。
クラウス・キンスキーとヘルツォークが組めば、狂気そのものが映画となる。恐ろしいパワーがアマゾンの蒸し暑さとともに伝わってくるようだ。

ヘルツォークを観たこと無いってのがずっとコンプレックスだったけど、ついに近場での特集上映が実現。これを機に8作品を一気に観ることに。横川シネマさんありがとう!
てことで、これからしばらくヘルツォーク…

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ninjiro

ninjiroの感想・評価

4.5

冒頭のありえない即物撮影から、ラストの異様な技法による長回しまで、ヘルツォークのまさに鬼気迫る創作個性が至る所で爆発する。
劣らずキンスキーのナチュラルな狂気に輪をかけた自覚的な狂気の役作りは、その…

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spacegomi

spacegomiの感想・評価

3.5

ヘルツォーク①

荒波に今にものまれそうな小さなイカダと、凍りついた役者の表情。リアリズムだとかそんな生易しいものを超越している。基地外じみた危険すぎる全編オールロケ。
仰々しい音楽や演出に頼らずに…

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ヘルツォーク初見。

もぅいいよ〜
先が見えるからやめようよ〜
と思いながらも、
キンスキーの目力に
逃げることもできず、
最後まで見ました。

極限になったら
人間こんなもんだよね、
もっと酷いか…

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