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少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録のますのレビュー・感想・評価

4.2
久々に鑑賞。開始30秒でこんなにクゥゥ〜粋〜〜〜となるアニメそうはない。
ひとつひとつの絵作りへの異常なこだわりが最高だし耽美かと思えばトンチキシーンを突っ込んで視聴者をガンガン揺さぶってくるのもいい。

ピンドラやさらざんまいと同じく作品に明確なメッセージがあり、それを伝えるために様々なメタファーを用いる作り方をしているので、初見は「どういうことだってばよ!?」となるがその疑問を打ち払うほどのパワーとテンポでガンガン引っ張っていってくれる。全てが終わった後シーンを読み解いていくのがとても楽しい。
こういう唐十郎や寺山修司の血(メタファー使いまくりアングラ系)を濃く継いでるアニメ監督は今幾原さんくらいしかいないので(強いて言えばレヴュースタァライトの古川監督も追従してはいるが)そのへんの入門編として勉強するのにも適していると思う。

ちなみにテレビ版を見てなくても独立して楽しめる。よくわかないところはテレビ版を見ててもよくわからないので気にしなくていい。(設定も結構違う)。アマプラ無料配信中に是非。

それにしてもアンシーが可愛い…褐色紫髪チャクラ人形系ミステリアス美少女…。
(暁生ミッチーの声はやっぱ笑っちゃうんだよな。)
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