よく最後の台詞にタイトルの意味を持たす鈴木清順監督。本作も例に漏れず。
サスペンスフルなフィルム・ノワールで新聞記者役の長門裕之と家庭や周りではごく穏やかな人物と思われていた男、芦田伸介の対峙が見物…
正直者が馬鹿を見る事に定年退職して気付いた芦田伸介の悲叫が、体内に潜むけものの眠りを覚まし、自ら新興宗教の密貿易会社経理部長になり犯罪に手を染めた。その犯罪組織に追及の手を緩めない敏腕記者長門裕之、…
>>続きを読む1960年鈴木清順監督作品。
鈴木清順は、初期にはこういう映画も作っていたのだ…と思わせるサスペンスもの。
長門裕之はやっぱり芝居が上手いなぁ〜。
この頃の吉行和子の初々しくて可愛いこと❗
芦田伸…
1960年モノクロ 鈴木清順監督作品85分。香港から帰ったばかりの会社員植木(芦田伸介)が自らの退職金を持ったまま失踪する。娘(吉行和子)は友人の新聞記者 正太郎(長門裕之)に相談、記者が背景を探る…
>>続きを読むいわゆる清順っぽさなトリッキーなところを期待すると少し物足りないんだけども、映画としてはかなり良く出来てる。正直者は馬鹿を見るか見ないかって事で、けもの部分と人間の間をフラフラする芦田伸介の基本筋の…
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