このレビューはネタバレを含みます
香港から帰国した父親が
何の前触れもなく失踪してしまった…
恋人ケイコから相談を受けた新聞記者・正太郎は
彼女の父親の消息を辿ると
会社を既に退職し退職金三百万円も受け取っていた事が判明する。
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ネタバレになるので
↓ 作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓
桜の花の枝が飾られた日本音楽を奏でるJAZZバー
右端に映し出されるホステス
ワイプのような構図と共に綴られる回想劇。
「人間は誰でも恐ろしい獣を飼っている」
会社も辞め、なけなしの三百万を手にした父
嘲笑う周囲の人々
全てが馬鹿らしく思えてしまう、この気持ち分からなくはない。
あまりパッとしない感じだけど
お父さんの心情と娘、そして母親、三人の関係が良かったし
小沢昭一さんが出演してて嬉しかったな。