ABBAッキオ

優駿 ORACIONのABBAッキオのレビュー・感想・評価

優駿 ORACION(1988年製作の映画)
3.0
 1988年杉田成道監督。NHKBSにて鑑賞。昭和末、宮本輝の原作者だがまだ競馬人気が十分に根づいていない頃、特に若い世代に競馬イメージを変える目的もあって作られた英語だと思う。仲代達矢が企業経営者で小牧場主緒形拳から馬を買う。そこに仲代の娘斉藤由貴と緒方の(実でも)息子緒形直人という若い俳優が絡む。仲代の愛人(加賀まりこ)の息子(子役の吉岡秀隆)の腎臓移植の話が絡んだり、田中邦衛、石坂浩二など名優が絡んだりだが、人間ドラマで無駄に感動を呼び込もうとする演出が邪魔になっている。映画としては面白くない。今となっては昭和末の時代の雰囲気や当時及び後代の名優の姿を見る映画だろう。
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