ろく

裁判長!ここは懲役4年でどうすかのろくのレビュー・感想・評価

3.4
裁判ネタだと「十二人の怒れる男」など、アツい作品が多いけど、実際の裁判はこんなものでもあるんだよってだけで愉快愉快。

原作既読、なんなら裁判に関するあれやこれやの「非ドラマチック」が好きです。

だからこの映画でもアツい展開を想定してしまうと評価崩れるかもしれないけどあくまでテレ東イズムな「裁判なんてこんなもんだよ」って感じで見れば面白いのよ。決して犯罪者を擁護するわけではないんだけど、あんたそんなくだらないことして、って思い見ているのが楽しい。

最後の関してもいろいろ不満があるだろうけど、僕は逆にあれを持ってくるのがリアルで(しかも滑稽で)良かったとも思う。もう一度言うけど人間なんてこんなもの。

主役はバナナマン設楽。ふむ。芸人さん器用だよなぁ。この手の映画っていつも芸人さん主役。映画館でも決してメインではないけどフラッと入ってフラっと見るにはちょうどいいんじゃないって感じで見てました。

脇にいろんな人が出ているのも楽しい。特に裁判と言えば阿蘇山大噴火。あんた裁判見ているだけでなくてこんなのにも出ているのかい。さりげなく原作の北尾トロさんも出ているらしいが誰かわからなかったよ。さりげなくピンク映画出身の蛍雪次朗が出ているのも嬉しいなぁ(しかも準主役)。
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