鍋山和弥

スケバン刑事の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

スケバン刑事(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

南野陽子の、出演する、アイドル映画だが、僕は、この作品が、個人的に好きである。ただ、人には、薦められない。『地獄城』と呼ばれる、不良公正学校とは、表向きの、学校だが、本質は、クーデターを、起こすための、兵士養成学校。この辺りの、設定もあって、僕は、この作品を、好んで見る。不良とは言っても、青春時代を、謳歌する若者だ。それを、大人の物差しで、公正という、大人の思い上がりを感じる。所詮、組織。人の感情は、無視される。むしろ、大人の思い上がりに、反発してる感じがして、僕は、この作品を、好んで見るのだ。誰が、若者の青春時代を、奪う権利があろう?誰にもないはずだ。校長の、思い通りに、動かされる、感情の無い兵士。学校システムの、矛盾を感じる。テロであろうが、国家の味方であろうが、学校なんて、意外と、こんな感じ。やはり、青春時代とは、こんな、感情論の無い世界を、生きるための時期じゃない。学校の言いなりも、考えものだ。そう感じる作品。不良だからと、使い捨てにする、この世界は、下らない。
鍋山和弥

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