ごっちん

スケバン刑事のごっちんのレビュー・感想・評価

スケバン刑事(1987年製作の映画)
5.0
80年代、テレビドラマとして実写化されると、たちまちに大ブームを起こした和田慎二原作の「スケバン刑事」。その初の映画版がこの作品でした。

約90分もの間、ノンストップでツッコミ所が連続し、逆の意味で観る者を飽きさせない作りは、日本映画屈指のポンコツ作品とも言えましょう。ツッコミ所やストーリーを語るのは野暮なので控えますが、

ただ筆者がこの映画を愛するのは「スケバン刑事」というヨーヨーを武器にした土佐弁を喋る女子高生が次々と問題を解決していくという、唯一無二のブッ飛んだ設定な事。

夜の海を渡り敵のアジトに上陸する決死の隠密行動でも、ピンクのウェットスーツと真っ赤なリュックサックという「ステレオタイプ女子高生」という設定を意地でも曲げないキャラ作りにも脱帽。

伊武雅刀演じるボスキャラの、ターミネーターにインスパイアされた設定と存在感、ラストシーンの爆薬の量も必見!

認めたい人だけが勝手に認めれば良い、そんな映画です。

(最新観賞日2018.12.10)
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