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関東流れ者のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

関東流れ者(1971年製作の映画)
3.5
関東シリーズ1作目。
まずオープニングの渋さが物凄い。ブロマイドのような写真のカットを継ぎ足した映像をバックに渡哲也の低音を響かせた唄が流れる。
お馴染みの小澤啓一監督とのタッグ作。
組長を守るために嘗ての仲間の弟を刺した罪で4年間ムショ暮らしをして出てきたら周りはあまりにも変わっていた。
主人公の周次の弟役の沖雅也やいつもながら冷徹な青木義朗に早々に退場する原田芳雄。
敵に身内を殺られ我慢の限界に達する。
ドクドク流れる血有りの最後の対決はなかなか。
大切な人達に見守られながら役目を果たして出戻ることになるのが予見できるラストが切ない。


兄さん、兄さん。
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