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パリ、恋人たちの2日間のsaorinoのレビュー・感想・評価

パリ、恋人たちの2日間(2007年製作の映画)
3.3
「パリっておかしいよ!」アメリカ人から見た風変わりのフランス人彼女を描いた本作。「この街はどんな変わった人間でも生きやすい」と感じたパリ一人旅のときの感覚を思い出しました。芸術大国だからだろうか。変な服を着ていても、人と違う意見を言っても、だれも好奇な目で見ない。だから、何人と付き合うかも自由、定職に就くかフラフラ生きるかも自由、という価値観の人たちであふれていても不思議じゃない。出る杭は打たれず、祝福される街。それがパリ。あの独特のロマンチックさは、寛容度の高さから来ているのでは、と思うほどです笑

けれど本作の見どころは、美しいパリの街並みかな。セーヌ川沿いの美術館、マルシェ、露天の本屋さん。みんな自由でどこを切り取っても美しい。そんなパリへまた行きたいです。今度は新婚旅行で。
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