主役のジュディ·ガーランド目当てで鑑賞しましたが、末の妹役のマーガレット·オブライエンに完全に持っていかれましたね。
この作品の撮影当時、マーガレットはまだ7歳で、この5年後に『若草物語』の三女ベス役でこれまた素晴らしい演技を見せてくれました。
一方のジュディは『オズの魔法使い』のドロシー役でセンセーショナルを巻き起こしたのが17歳。彼女は役においていつまでも少女のイメージが求められ、薬物と食事制限を強要されてしまいました。『若草の頃』撮影時は22歳でしたが、明らかに役柄はティーンエイジャーです。
ジュディが47歳で早逝するまでの壮絶な人生を知ってしまうと、彼女のはつらつとした演技が痛々しく思えてしまいます。
