あなぐらむ

少女妻 恐るべき十六才のあなぐらむのレビュー・感想・評価

少女妻 恐るべき十六才(1960年製作の映画)
3.6
弾けるような、輝くような星輝美の可愛さが見られる渡辺祐介監督デビュー作。
見事なトップシーンから始まり、ポン引と売春少女の禁断の恋を小畑絹子が夜の女の先輩としてサポート、宇津井健VS天知茂の三角関係対決も絡む濃密作。
天知茂がリボルバー使いの気障な殺し屋を演じ、作品に違う風をもたらすのは共同脚本故か。1958年の「女の防波堤」から夜の女を演じてきた小畑絹子のある種集大成的な姐御肌が見られる作品でもある。
渡辺祐介は作品後半に何故か河口湖が舞台になるのが面白い。
この後、東映に転出していく。