デヴィッド・リーン監督による隠れた名作コメディ。
脚本、演出、演技、どれをも一級品。
どこか「家族の繋がり」を嘲笑うかのようなブラックな内容なのだが、暗い映画にはならず、ホッコリする仕上がりになっているのが絶妙。
チャールズ・ロートン演じる親父は本当にどうしようも無い奴なんだけど、ただ嫌な悪役とはならず、コミカルさと哀愁が出ているから凄い。
デヴィッド・リーンは『戦場にかける橋』『アラビアのロレンス』あたりの超大作も良いが、『逢引き』や今作とかの小規模な作品ももっと評価されるべき!
全てにおいて絶妙なバランスがとれた凄い映画👍