Wacky55

眠れる森の美女のWacky55のレビュー・感想・評価

眠れる森の美女(1959年製作の映画)
3.7
2024年 9本目

シャルル ペローの名作童話、眠れる森の美女を1959年ディズニーによって映画化されたアニメ長編作品。

総合評価: 3.7

演出/脚本等: 3.2
原作が未読なので詳しくは分からないのですが、主人公のオーロラ姫があまりパッとせず、むしろ三人の妖精、フローラ、フォーナ、メリーウェザーの方がかなり焦点を当てているため、正直少し引っかかってしまいました。妖精たちに焦点を置くことは悪くはないのですが、そこまでやるなら白雪姫と7人の小人みたいにサブタイトルに妖精たちの名前を入れても良かったのではないかと思ってしまう。それほど劇中で大活躍していたからです。そしてオーロラ姫の描写をもう少し入れても良かったのではないかとも思いました。

声優: 3.5
静かでウィスパーに近いトーンでありながら、狂気さ脅威さが滲んでいるのが感じられる、マレフィセントの声は非常に印象的でした。

アングル等: 3.7

編集等: 4.6
1959年製作とは思えないほどの驚き。キャラクター達の手や足などのモーションが非常に緻密であり、現代の作品なのではないかと思えてしまうほどの見事なクオリティ。そして色彩に関しても、かつての30から50年代の作品を比べると、かなり派手さがあるものの、その派手さが物語の華麗さやミステリアスさをサポートしていて、良かったと思います。
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