つっつー

ホステルのつっつーのネタバレレビュー・内容・結末

ホステル(2005年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

女性のエロい姿撮るの上手いなぁ。ポロンとしてるシーンもエロいけど、何も出してない女性もエロい。なんというか『すぐヤレそう感』がすごい。
みんなエロいから全然ヤれないジョッシュに腹立つし悲しくなった。完全にこっち側の人間だから、ジョッシュを応援せずにはいられない。サウナのシーンは全く相手にされてなさすぎて本当に悲しくなった…。
ていうかお前主人公じゃなかったのか。あっさり死んだからびっくりした。本当にジョッシュ憐れすぎる。

あの建物がどういう場所なのかの説明の仕方がプロすぎる。
パクストンが屈強な男達に引きずられて各部屋の中を見てる姿が、ジョッシュが風俗で各部屋の様子を見てる姿と同じで、そのシーンだけで説明が済む。変態用の風俗なのかなと思ってると、息の粗い変態が部屋に入ってきて確信する。上手い。

ジョッシュが風俗でSM部屋を開けたシーンが、エロとグロをより強固に繋げてるように思う。
ボンテージ姿の女王様が拘束されたM男を馬乗りで殴るってのは大の大人なら『エロの一環としての暴力』と認識する。『純暴力』と認識する大人は少ない。でも身体を切ったり穴を開けたりすると、途端にエロを感じ取る人は少なくなる。SMの延長線上にある行為なのに。
単純に背徳感の大きさなら『壊れそう』より『壊れた』方が大きいはずだけど、『壊れた』になると背徳感をエロに転化しづらくなるのは不思議。露出にしても『見られそう』な状況に一番興奮する人もいるし、エロには『なりそう』と『なった』に明確な一線がある。
エログロが主題の新書で、もっと深く考察してる人いるんだろうな。
こういう考えを巡らせてしてしまうから、イーライロス監督は正しい文法でエロとグロは密接であるということを描けてると思う。

色々書いたけど観終えてぐったりするほどハラハラしたから、滅茶苦茶楽しめた。
「スニーブルが丸見え」って表現ドエロでいいね。