Hagieen

深く静かに潜航せよのHagieenのレビュー・感想・評価

深く静かに潜航せよ(1958年製作の映画)
3.6
第二次大戦中、豊後水道で日本の駆逐艦アキカゼに悩まされていたアメリカ軍。かつて撃破された潜水艦の艦長だったリチャードソンは帰投した潜水艦ナーカ号の指揮を命じられる。ナーカ号の乗組員は副長が次期艦長だと踏んでいたところ、新しい艦長が来て来る日も来る日もスパルタ潜航訓練に不穏な空気が流れる。

クラーク・ゲーブルとバート・ランカスターという二大看板。そして潜水艦映画とくれば外れるわけはないw
艦長と副長間に少し対立する要素を入れつつも、艦長のカリスマとメンターとしての役割、副長の活躍とよくできたシナリオだと思う。
日本軍の役者がたまにカタコト日本語発音だが、それは大目に見よう。
白黒映画だが、それがかえって潜水艦の水中特撮がうまくいっているかと思う。潜水艦同士の緊張感ある演出も古さは感じない。
惜しむらくは「えッ、もう終わり?」という尺の短さ。
短く感じるというのは、それだけ惹き込まれる映画という証。
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