こんなにもキリスト教を黒く描く映画もめずらしいのでは。
天文学、哲学、歴史、宗教対立、身分差別、ロマンス、女性観等、様々な切り口で観ることができる作品。
街並みや衣装等がとても綺麗で鮮やかで、アレ…
このレビューはネタバレを含みます
リケジョは既に死語かな。地動説を探究した女性天文学者の一代記。時は古代ローマ4世紀…キリスト教が台頭し、多くの政治家や官僚が転向する中、転向を拒否し哲学と科学を信じ抜いた女性の孤高。
…焚書、図書館…
歴史をみるとキリスト教は戦いで各国の神々を殺し、力づくで信者を増やしていった宗教なんだな。
集団心理って大体が悪い方に作用するよね。
信じる信じないかに拘わらず、異教徒を排除したり人を傷つけるよ…
レイチェルワイズが出てるから観よ!くらいの気持ちだったけど、けっこう考えさせられる話だった
主人公はヒュパティア
後期ローマ帝国時代、エジプトのアレクサンドリアにいた女性知識人
哲学、数学、天文学…
レイチェル・ワイズ演じるヒュパティアの立場が徐々に崩れていく様が切ない。
この時代のこの環境で、女の哲学者であるというだけで辿る末路はこうも残酷なのか。
アレクサンドリアの地で、様々な対立構造が浮…