円柱野郎

アベンジャーズの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

アベンジャーズ(2012年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2008年の「アイアンマン」以降、個々の作品5本によって描かれてきた4人のスーパーヒーローが、ついに同じ映画で共闘する。
個別映画と集合映画という流れで最初から企画されていたからか、ストーリー展開もヒーローたちの個性を上手く引き出していて面白い。
同じアメコミ・ヒーローという舞台にいるのに、それぞれのキャラクターがこうも違うとはねw
個別映画では脇役だったブラック・ウィドゥとホークアイもキャラを掘り下げてあるし、ヒーローたちが結束していく過程も説明的になりすぎずテンポが良い。
そういう意味ではロキの描き方も「マイティ・ソー」からしっかり引き継いでいてキャラクターの扱いとしていい感じ。
ロキ以外の敵役が雑魚ばっかりというのはあるけど、この映画はヒーロー大集合を見る映画だから仕方ないか。

序盤は一人ずつ集められていくメンバーが描かれて、中盤はヒーロー同士のバトル、終盤に共闘して敵を倒す…というお約束の流れではあるのだけど、エンターテイメントとしてはこれがやはり王道ということなのだろう。
素直に面白いので俺は満足です。
特にヒーロー同士の取っ組み合いは、凄まじい異種格闘技戦だけれど、その夢のバトル(競演)には燃えた。
ハルクvsソーではムジョルニアを持ち上げられないハルクの表情は良いw

どのキャラクターも埋もれずにしっかり活躍しているけど、飛び抜けて盛り上げてくれるのはハルク。
ハルクの怪物的怪力描写はこれまでの映画で一番じゃないか?問答無用にロキを叩きのめすシーンは笑ったw
間違いなくお祭り映画の最高峰ですね!
円柱野郎

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