ローグとウルヴァリン.思春期乙女と粗野な男な関係性が肝かと思ったらそうでもないと散らかり様。
なにやらデッドプールかMCUかようわからん最新作が公開なので、復習がてら再鑑賞してみた。
まず本作はFOXが手がけた"X-MEN"シリーズ第一弾になっており、初っ端いろんなミュータントが集合するいきなり"アベンジャーズ"な作品である。なのでプロフェッサーやマグニートーの過去編とかをオープニングで見せてタイトルバックでローグの馴れ初めを語ったりする詰め込みようでやや急ぎ足。
そんなこんなでミュータントを初めて自覚したローグ目線でウルヴァリンに初い惚れなティーン視点で描かれるのかと思ったら全然そんなことない、けっこうな人間関係が足早に過ぎ去っていくのでやっぱり段階踏んで"アベンジャーズ"やったMCUの戦略って今作の失敗をもって成されたのではないかと思うぐらい。
だがしかしアメコミ映画としてはかなりオーソドックスなんで、わりと普通に楽しめる仕上がりにはなっている。でもやっぱり同時期にサムライミが出かけた"スパイダーマン"のほうがしっかり魅せるエンタメで良かったよなと感じる次第。そんなでも実は"キャプテンアメリカシビルウォー"でやるようなミュータント登録法問題とか初っ端やってて先見の明があった点は評価したい。
