<概説>
喜劇王チャップリンの記念すべき映画初出演作。詐欺師と新聞記者の所構わぬ傍迷惑な勝負に、無関係な人々も振り回されてドタバタ騒ぎになっていく。
<感想>
開幕から3分程チャップリンがわかりませんでした。
チャップリンといえばチョボ髭・隈取・パントマイムと剽軽な印象なものですから、本作の悪役然とした風体は意外。
チャップリンってこんな顔だったっけなあと、キャスト欄を調べた後になっても納得ができませんでした。
そんな訳でチャップリンのWikipediaを調べてみて
「このイケメンは誰です?」
あらや意外。彼の顔は実に精悍。
キートンにしたって白粉で随分印象が変わっていましたけれども、それ以上にコロコロ印象が変わるチャップリンだなあと唖然としました。
そういえば白粉は他のサイレント映画でも人物の区別をつきにくくしていましたし、もしかすると当時の映像作品って、演者の容姿の重要性はかなり低かったのかもしれませんね。