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MARLENE/マレーネのRVPのレビュー・感想・評価

MARLENE/マレーネ(1984年製作の映画)
5.0
自らのフィルモグラフィーからサイレント映画、そしてウーマンリヴ運動まで、ひっちゃかめっちゃかにディスりまくるディートリッヒ。

『西班牙狂想曲』を巡る、「なぜベストなのですか?」「だってベストだからよ。」という余りに不毛なやり取りには爆笑。

が、これこそが僕が憧憬する、”能動的な俳優“としてのディートリッヒなのではという結論に至らざるを得ない(という自分の余りの受動性はさておき)。


最後に詩を詠むシーン。15歳の少女に戻った彼女が、観る側と信頼関係を取り結んだ唯一のシーンなのではなかろうか。
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