この映画、かなり定番の映画入門書に「面白いから見るといいよ」的なコメントがあって気になってましたが、ふとNetflixを見たら入っていたじゃありませんか。
何と無く見始めたらつい最後まで完走しましたよ。
話としては何があるというわけじゃないんですね。
相思相愛であることに気づいた一般庶民のカップルの男性が結婚資金を稼ぎに出かけ行方不明になる。絶望した女性はなぜかプリンセスとしてある王と結婚することになり、そこに現れた海賊が・・・みたいなお伽話で、実際ピータ・フォークじいちゃんが風邪引いた孫に語って聞かせるんですが、話自体はなんてことない定番。
それを話法の微妙なずらしとこの手の低予算映画にしてはかなり気合の入ったアクションとキャスティングで見せ切ってしまうという面白い作品でした。
嘘だと思うのなら騙されたつもりで見てみてください。多分楽しめると思います。
万策尽きてもタイミングをずらすという最期の手段が映画にはあったんですね。
にしても、なんで彼女がプリンセスと呼ばれていたのが、その理由が最後までわかりませんでした。
(絶妙なズラしで最後まで持たせる 2019/9/26記)