千年女優

ジュラシック・パーク IIIの千年女優のレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)
3.5
様々な事件を経て立ち入り禁止となったイスラ・ソルナ島。かつて島に訪れたことのある古生物学者アランが、資金難からある夫妻の空からの恐竜ガイドを依頼され同意をするも、行方不明になった息子の捜索を目的とする強引な夫妻によって島に上陸することとなり、新種の恐竜がうごめく島で再びサバイバルへ臨む様を描いた恐竜映画です。

スティーヴン・スピルバーグが監督から製作総指揮へと変わり、『スター・ウォーズ』シリーズで視覚効果を務めて『ジュマンジ』を監督したジョー・ジョンストンが後任を務めたシリーズ第三段で、人類社会へ恐竜上陸の前作から一転、原点回帰とも言える無人島でのサバイバルをCGによる特殊効果での新たな恐竜描写の登場で盛り立てます。

中でも目玉は数多のプテラノドンが飛び交う空中戦と、肉食恐竜の中で最大の大きさを誇るスピノサウルスの登場、そしてそれとティラノサウルスによる恐竜格闘戦で、それぞれ学説的な異論はありつつも映像としての迫力は十分。偉大なる第一作には及ばないもののモンスターパニック・サバイバルとして十分のクオリティを持った一作です。
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