たけちゃん

ジュラシック・パーク IIIのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)
4.1
冬休みにシリーズをイッキ見


ジョー・ジョンストン監督 2001年製作
主演サム・ニール


第2作でちょっぴり裏切られたので、不安いっぱいで見た記憶があります(笑)監督のジョー・ジョンストンは「ロケッティア」の飛行シーンで今作をオファーされたとか何とか。いずれにせよ、この後、「キャプテンアメリカ・ファーストアベンジャー」を撮るのですから、監督の選択は悪くありませんよね。ヒッチコック的な演出もあり、楽しめます。

嬉しいのはサムニールの復帰。やっぱり「ジュラシック・パーク」はサムニールですよね!ローラダーンが顔見せしかないのが残念。それでも、1作目のメンバーに戻るのなら否が応でも期待感は増します!
問題はジュラシックパークに戻る必然性です。普通はあれほどの経験をすれば、2度と戻らないのは当然です。今回は…騙されて連れてこられます。荒療治ですね~。騙されるグラント博士もどうかしています(笑)

今作はオープニングからサスペンス調で、観客を怖がらせます!いいですね。期待できそうです。のっけからグイグイ話を進めます。展開がスピーディでいいですよ。
島についたら、もう、すぐに襲われます。恐竜は待ってくれません(笑)また、周りの大人はグラント博士の話を全然聞きません。前作の子供とは違います。そう、今作は大人がダメダメなんです。本当に。

それに比して、途中で発見される子供の優秀なこと。この島で2ヶ月間も生きのびるんですから。グラント博士はまた子供と行動を共にすることになるんですね(笑)苦手な子供に助けられる。子供はスピルバーグ映画のテーマでもありますよね。生活弱者であるはずの子供が問題を解決するキーマンとなる。

さて、舞台が第1作のイスラソルナ島に戻るので、懐かしのパークが再び観られるのも良かった。ファンの心を分かっています。
そして……ラプトルです。ジュラシックパークが生んだ恐竜の主人公は、T-レックスでもスピノサウルスでもなく、このベロキラプトルなんです。この残虐でずる賢い恐竜が本当に魅力的。悪役なのにどんどん好きになる。悪役が魅力的な映画は絶対面白いんです。ラプトル、おーっ、って感じですね。
このラプトルを知っているからこそ、ジュラシックワールドの意外性があるんですよね。シリーズものの楽しいところです。

あれ、こうして書いてみると、僕は3作目意外と好きですね。見どころがたくさんありました!
それにしても、あの携帯電話の着信音。耳に残るわ~。トラウマレベルで(笑)