来夢

鉄男 THE BULLET MANの来夢のレビュー・感想・評価

鉄男 THE BULLET MAN(2009年製作の映画)
3.8
3作目にして英語の鉄男。舞台は日本。もはや超大物監督になってしまった塚本晋也の原点回帰であり進化系。前作以上にわかりやすいストーリーと大幅アップグレードされた映像クオリティによって、かえってアート性が失われように感じるかもしれないけれど、抽象画が具象画に変わっただけで核の部分は一貫性が感じられる。具象的になったというのも過去の鉄男と比較してであって、変わらず普通じゃないんだけれどね。英語のセリフについては必要性が感じられないってアメリカの誰かが言ってるそうだけれど、多分これは優しくオブラートに包んで言ってくれているだけで、単純に日本人の下手な英語は聞くに耐えないから日本語で字幕の方が良かったよね。ってことかと。日本人で英語力のない俺は大して気にならないので気にしない。色々変わってもちゃんといつもの鉄男だってことで満足。ドラクエ1とドラクエ11は全然違うけれど、やっぱりドラクエはドラクエだよねーってのと同じ感覚(不要な例えでした)。音による高揚感が凄いので、できたら良い音響で観ましょう。
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