ぽち

少林寺木人拳のぽちのレビュー・感想・評価

少林寺木人拳(1977年製作の映画)
1.4
ジャッキーによれば
「ある意味、僕の最初の『夢の映画』。映画作りとはこうあるべきだと思って作った」(wiki)

馬の合わないロー・ウェイ監督が前作(レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳)の出来の悪さに嫌気がさし若手監督に放り投げた作品。

自由に作れたと言う雰囲気は伝わってくるが、では良い物が出来たかというとなんとも青臭い自己満足作品になってしまった。事実香港では今作も大ゴケ。

脚本あるの?と聞きたくなるいい加減なストーリーに、最初から「はい!はい!」って気合の掛声が一定リズムで流れる退屈なアクションシーンがダラダラ続き、作中も同じノリの格闘シーンの連続。
観てる方は眠気との戦いだ。

ただ、今作以降香港映画で多くの亜流を生み出した「木人」はかなりのインパクト。
思わず「あ、丸出ダメ夫のボロット・・・・・・」とつぶやいてしまった。
っていうか、知ってる人いないだろうなぁ~。

最大の突っ込みどころは、尼さんの「急所を攻撃してはいけません」。
よく言う人体の急所で”こめかみ”とか”みぞおち”とかの人命にかかわるところへの攻撃かと思ったら・・・・・・・・
ストレートに”きゃん○ま”のことかー!!!!


余談。
整形前のジャッキーが、誰かに似ているとずっと思っていたのだが、やっとで思い出した。
「俺たちの旅」のワカメを演じていた頃の森川正太だ。
ぽち

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