らいうぱ

E.T.のらいうぱのレビュー・感想・評価

E.T.(1982年製作の映画)
4.5
名作派色褪せないが一番顕著に見られる作品。

1人の少年が最高の友達と出会い、成長していくヒューマンドラマであり常に子供視点であり続けた映画だと思う。

カエルを逃がすシーンは大人になれば理解出来ないのかもしれない。しかし子供視点では可哀想、苦しそうが真っ先に来るだろう。
何故宇宙人を捜索しているのか?そもそも宇宙人の目的は何か?などを描かず、ただただ少年と宇宙人の絆を描いていたのが子供視点を強めていると感じた。

子供視点の映画でありながら
ETに対してエリオットのコミュニケーションを取ろうとする理解の仕方、大人側の生態調査による理解の仕方といった対比があり
異種との関わり方についての深いテーマが表現されていた。

散りばめられた80年代のカルチャーや
ワクワクを加速させるジョン・ウィリアムズの音楽があることでETの世界観をより大きくしている。

どこをとっても魅力的な名作だ。
らいうぱ

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