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E.T.のNKのレビュー・感想・評価

E.T.(1982年製作の映画)
4.2
アメリカのとある森に光る宇宙船が漂着。数人の宇宙人が出て来て、山の中を散策し植物を採取する。異変に気づいた人間達が森に入ってきたと同時に、気配を感じた宇宙船はすぐさま離陸。しかし、一人の宇宙人が町の灯りに気を取られている間に宇宙船に乗り損ねてしまう。一方その頃、子供たちが家の中でゲームをしていたがエリオットだけが幼いということでゲームに参加させてもらえず。ピザの宅配を取りに外に出たエリオットは、物置から何か音が聞えるので他の子供たちと確かめに行くが何も見つからない。その日の夜、エリオットは気になって隣のトウモロコシ畑に気配を感じて近づく。そして、宇宙人と遭遇し…

大阪で育った自分は幼い頃USJに幾度となく足を運び、E.T.には何度も名前を呼んでもらった。最初は、「アトラクションに何回も乗ったし原作を見たも同然だ」という今では理解し難い理論を自分に言い聞かせていた。その後、E.T.のアトラクションはUSJから姿を消してしまった。その悲しみで「楽しかったE.T.の記憶をそのまま心の中に残しておきたい」といつしか考えるようになった。原作を鑑賞してしまうことでUSJのE.T.の楽しかった記憶を塗り替えてしまうのが少し怖かったから。
今回鑑賞した結果、鑑賞せずにアトラクションに乗り続けていた自分を殴りたくなった。笑
過去にタイムスリップできるとしたらE.T.を真っ先に僕は鑑賞するだろう。名作と呼ばれる所以を鑑賞しながらひしひしと感じた。
とにかくE.T.が可愛い。愛嬌が半端じゃない。1人だけ宇宙船に乗り遅れてしまったのもよく分かる憎めない性格。笑
エリオットをはじめ子どもたちの演技も素晴らしい。大人たちの顔が途中までうつらない演出も不気味さが出ていてさすがだなと思った。
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