明石です

最‘狂’絶叫計画の明石ですのレビュー・感想・評価

最‘狂’絶叫計画(2003年製作の映画)
3.7
見ると7日後に死ぬビデオを誤って再生してしまった主人公が、呪いをかけた主である少女の霊を追っていると、そのビデオを誤って衛星放送で流してしまったお馬鹿な宇宙人が地球にやってくる、、という話。笑。

シリーズ初視聴ですが、ディビッド・ザッカーが監督し、レスリー・ニールセンが助演(『裸の銃を持つ男』でお馴染みのコンビですね)とのことで『3』から視聴。さすがに全盛期の勢いはないけど、こちらも楽しいコメディ映画でした。心を空っぽにして笑える。

呪いのビデオを作った張本人が、レンタルビデオと間違えて返却してしまった設定とか、テレビ局が呪いのビデオを全国放映しようとするくだりとか、これぞお馬鹿コメディ!って感じでとても好き。なおビデオは一部『リング』の映像を下敷きにしつつも、かなりお下品な代物に仕上がってました。そしてシリアスな場面では、カーペンター監督の『ハロウィン』風のBGMで不安を煽ってくるスタイル笑。

「絶叫」とわざわざタイトルにある通り、主演アンナ・ファリスの渾身の顔芸が見どころ。このわざとらしいほどの大絶叫、まとまなホラー映画じゃなかなかお目にかかれませんからね笑。アンナ・ファリスは『フレンズ』のシーズン10に端役で出てた頃から応援してたので、主役の彼女が見れて満足。この人が出てるなら、このシリーズ引き続き全作見てみようかな。

「ククク、、7日後にお前の命をもらいに行くぞ」
「どういうことよ。来週の月曜に来るの?」
「違う。7営業日じゃない。土日もちゃんと含めろ」
「じゃあ祝日は?」
「それは場合による。とにかく今日から数えて7日だ」

こういう、主人公がお馬鹿さんって設定を生かしたスレ違い会話とても好き。顔芸もだけどイノセントでお馬鹿な役のアンナ様は光ってますね。この女優さん、人並み以上の美貌と引き換えに、人並み以下の知性を手にしてしまったみたいなルックスしてるから笑。

お目当てのレスリー・ニールセンはいつ出てくるんだろうと楽しみにしてたら、終盤に大統領役で登場。そして「君たちが頼りだ。幸運を祈る」という『フライングハイ』の台詞を放ちつつドアを開け、図らずも幽霊を井戸に突き落としてしまうシーンが個人的ハイライト。まさかあのネタを20年越しに別の作品で観れるとは、、笑。『フライングハイ』の時も笑ったけど、今回はさらに笑わせてもらったよニールセン。

終盤までは少し物足りなさを感じていたものの、このラストのネタで一気にもっていかれた感がある。思えば序盤から終盤までずっと下らなかった、、最高。
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