邦画の良作見た後で、次はその対極にある作品を観よう、と思った訳じゃないんだけど。
たまたま手持ちのディスク整理してて目に留まった本作、まぁ期待は微塵もなかったけど、昔こういうの好きだったな〜と思い再生してみました。
…予想に違わぬ、いやいや予想以上の低レベル。
プロの監督さんの作品にこう申しては失礼ながら、全体的に素人の自主作成映画。グロゴア描写が皆無は元より、この手のジャンル作品に在りがちな特殊効果すらほぼ無く、カメラワークもお世辞にも上手いとは言えないし、俳優さん達も全て無名(少なくとも私の知ってるような方は１人もいない)でこれまた演技もとっても残念。よく商業ベースに乗ったなってレベルです。
ストーリーは本筋は(目新しさはないものの)それほど悪くもないんだけど、編集がちょっと雑なのとコメディパートのつもりか詰まらないシーンも多くて、早送りボタンに伸びる指を止めるのに苦労します。
それでも…ごく僅かですが目を引くシーンもたまにあり、また、ラストパートだけは余韻を残すので、観終わったあと何か良い映画を観たんじゃないかと勘違いさせられます。
結論としてとてもお薦めできるものではないですが、やっぱりこの手の作品は結構好きなんですよね。
少なくとも、相応の期待を持って観た“著名な監督”のJホラー作品の出来の悪さに対する心底ガッカリ感に比べれば、まだマシな方かもしれません。
なお、本作には続編があって、すぐ観ようかなと思ったんだけど、どうも本作よりも酷いと評判で躊躇してます。
