こつぶライダー

フォーガットンのこつぶライダーのレビュー・感想・評価

フォーガットン(2004年製作の映画)
3.0
ジュリアン・ムーアが勇者過ぎる!!!

酷評だらけで観る勇気がないまま十数年が経っていたよ。。。

これは、結局のところ何を見せられていたのかわからなくなる作品だった。

"母の愛は強し"

なんだろうけど、明らか主人公に都合良く進み過ぎなストーリーでしたね。

似たような作品だと『フライトプラン』とか『チェンジリング』とかが思い浮かびました。

前者は飛行機という限られた空間内でのミステリーもので、後者は謎解きはあるがあくまでもドラマがメイン。

今作はテーマに対して世界観が広くなり過ぎてしまって、収拾がつかない展開をみせてしまいました。

不可思議な事象に対して、そのメカニズムを探る楽しさはわかる。
ただ、いきなり「こんなこと出来るのは人間ではないわ」と異星人説を唱え、その通りとなり、かつそんな強力な相手に対して引かずに立ち向かえば何とかなるだろう!!!精神で乗り切っちゃうからビックリ。

異星人の実験も、なんて中途半端なんだろうか。
人型の異星人はあくまでも下請けなのかな?

ラストの感じから、異星人は人間を殺すことはできないのかな?と思いました。
あくまでも人間を拉致して、記憶操作して、感情がどう動いていくのか見るだけなのか、、、

全貌はよく分からず、想像でしかないけど、この映画の内容としてはそこじゃないんだろうなあ。
ジュリアン・ムーアの母性を描きたかったんだろうなあ。

う〜ん。残念。

ちなみに、個人的には初めに主人公の記憶と周りとの相違があったときに、精神的な話を深堀りしたら面白かったなーと!!
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