この時代の西部劇としては珍しくギャグセンスが素晴らしい作品。
特に保安官と娘、それにコバーンの三人の会話がブラックと言うか今からは考えられない倫理観で笑えてしまう。
コバーンにレイプされるが惚れてしまう。まぁこれはまだ理解できる。でもそれを訴えた父親の反応は無いだろ。
おまけにそれを知った上でのコバーンとの会話。多分これは狙ったギャグではなく、当時の倫理観が反映されているのだろう。そのギャップが現代でブラックなギャグとして成立している原因。
歌を使ってストーリーを説明と言うのも大胆な手法で面白い。
と思ったら、音楽はデイブ・グルーシンだ。納得。
レビューも少ないマイナー作品のようだが、コメディとしてはかなり楽しめる掘り出し物の作品だ。