孫を育てるミジャにかかる世間や人間の恥ずべき圧力。孫が悪いとはいえ自身を責めるおばあさんもつらく、最後に詩をもって表現される。
認知症もあるがきっと孫が連れていかれることはわかっていたんだろう。孫に…
狂気と悲哀と純潔の狭間を行ったり来たりするミジャ、その視線の先に間々入り込む真紅の花。この映画に登場する赤い花は、智恵子抄のレモン哀歌におけるレモンの役割を果たしていたと思う。だから何、ってこともな…
>>続きを読む【2012/8/4:早稲田松竹】見えないからこそ見えてくるもの、残らないから刻まれること。詩として、心を遺す。なんと美しいラスト、このラストの画を撮りたいが為に、この作品を創ったのでは、とすら思える…
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