詩とは創造以前の状態、純粋な可能性の状態へ到達することだというセリフが印象に残った。
そうした普遍性を捉えることは、それによって他者への感情移入が可能になるし、また村上春樹の小説にも共通することだと…
メモに雨粒が貼り付いていくシーンの美しさ。
川の流れは非常に平和に見えるし、美しく見えますが、すぐその後に少女の死体が写ります。日常によくある平和だとか美しいということが、ある瞬間にとんでもない苦…
死による同一化。ヴォイスオーヴァーの語り手の変化(老婆→少女へ)
上から落ちるという水平性(女(たち)の死、帽子、あんず、バトミントン)。バスや車という垂直的移動。
高いところから見つめる川と、…
孫と二人暮しのおばあちゃんが何となく詩を書き始めてみる映画。
イ・チャンドンらしい静かかつドスンと来るお話。ミジャには災難な出来事が続いていてそれもキツいんだけど、事件をなるべく穏便に済ませたい父…
建前では詩は書けん。詩が書けるようになるには、死人の絶望を理解しなくてはならない。実際の女学生集団レイプ事件を元に、アルツハイマーの老婆が、死(贖罪)と引き換えに詩を獲得する話。アグネスとは聖アグネ…
>>続きを読むこれを観て何をおもえばいいんだろ。。
みんな自己保身。
孫も胸糞悪いし、親も教師も。
おばあちゃんにさえ感情を寄せられない。
最初の方でもう観るの嫌になったけど、最後まで観て、ほんとこれを観て何をお…
とてつもない傑作。特に終盤、息をするのも忘れるほど、ただただスクリーンにひきつけられてしまう。
タイトルやポスターなどから、ちょっとオシャレな老女が詩作に目覚めるお話かな、なんて・・・イ・チャンド…
死は責任を取ることになりうるのか?ミジャは結局責任から逃れ続けたのではないか?とずっと考えていたけれど
ミジャの選択はただアグネスを見つめる中で自然と共鳴したゆえのものだと気がついた
暴力によって失…