自身のアルツハイマーと孫が関係した事件を抱えながら、詩作の魅力に気付いた主人公が見た世界の美しさよ。見ること、徹底して見ることですよ。それが詩作に繋がり、生きることに繋がっていきます。創作の楽しみと…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
家の中での孫に話しかけるおばあさんと孫の男の子のなんか無愛想なやりとりや、かといって家の前で熱心にバドミントンをやり続ける二人が本当リアルで自然体、そして警察の人と孫がバドミントンチェンジした後のシ…
>>続きを読む説明も少なく淡々と物語が進行していく。
ただその淡白さゆえに、加害者側の贖罪意識のなさや主人公の心の揺れがより浮き彫りになる。
ラストはその淡白さの集大成として重力を感じさせる重さが身体に入り込み、…
詩を題材にしたならばもっと重厚なストーリーが描けるはずだが、ある女性の決心への物語と捉えれば一級品。イ・チャンドン監督映画はいつもラストが素晴らしいのだが、この映画もそうであり、詩という物語を、死者…
>>続きを読む美しいものとはなんだろう。そこに目を凝らしても見えないものがある。美しくないものはなんだろう。そこに耳を傾ける言葉が見えない何かを指している。言葉は見えない。見えないけれど美しい。美しくないものなん…
>>続きを読むイ・チャンドンは、想像を超えた角度からとても美しいレーザーのようなもので鑑賞者の頭を撃ち抜く瞬間を作る。そのタイミングがまた素晴らしい。この映画でも、ここで。。!という感じでビューンと僕の頭に目がけ…
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