このレビューはネタバレを含みます
「美はそれだけでは存在せず、醜さに対置し、苦しみや悲しみを経ることもある」。それを知るための心の旅路。そうして人生を重ね合わせ、アグネスの想いに寄り添った彼女の詩作は、慈しみに満ちていた。
つまり、…
主題の重厚さとは裏腹に驚くほど淡々と進む。そしてそのせいで、何か重要なものを見過ごしてしまっている気がしてならない。それは詩を読むときの、目線が文面を滑っていく感覚によく似ている。ラストが鳥肌もの。…
>>続きを読む『シークレット・サンシャイン』に感銘を受けて直後にDVDを買い、結局、以来、自分の状態もあってなかなか手が付かず、『バーニング』公開中と言うこともあって重い腰を上げ、ようやく観ることができた。
前…
「タテ」の関係に彩られた映画だ。アグネスは橋から飛び降り自殺という手段を経ないといけなかったし、その死体は奥(つまり画面的には上部)から手前(下部)へと流れて来なければならなかった。この映画は切り返…
>>続きを読むここまで心を容赦なくえぐってくる映画があるだろうか。
詩を書くことは世界をよく見つめること、今まで見て見ぬふりをしていた世界を見つめ直したとき、どんな景色が見えるのか。
ここまで静かに、しかし全く容…
イチャンドン寡作なのにいつも行く大きいツタヤにこれ置いてなくて絶対見たくて取り寄せた「BURNING」も早く見たすぎるよ…
いやー……友だちはロメールが成熟していると言っていたけど私はイチャンドン…