このレビューはネタバレを含みます
微妙な感じ。自分では分からなくはないと思うが。
テーマとなるのが、主人公のヤン・ミジュ(ユン・ジョンヒ)が、罪を犯した孫との関わりなのか、他市で暮らす娘とのことなのか、自身の病気のことなのか、どれがそれにあたるのが分からなかった。
しかし、観ているうちに,自身の人生を問い直すことだと思い、そこが最後に行くまで分からず、少し半端な気がして、乗り切れなかった。
自身が姿を消すのかどうかも、孫のことを警察に伝えたかどうかも、はっきりとは描かれず、解説を読んで、そうかもしれないと思ったし。でも、最後に書いた詩によって、自殺したアグネスの思いを詩にしてこの世に残すことがテーマだということが、ネットで解説されていたが、そうだとしても分かりにく過ぎる。
ユン・ジョンヒは好演だと思うがあまり好きにはなれず、残念。イ・チャンドン監督の映画の4本目。今回は、最も分かりにくかった(2021.9.11)。