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ポエトリー アグネスの詩(うた)の遊のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

派手ではないけど、見たことない、新しい物語に触れることができたような
「孤独」「家族と分かり合えない」「人生がむなしい」というような題材の映画はもう100回くらい観てるのに、そこに「詩の教室に通い始めるが、そこでもうまく馴染めない」という設定が入ってきてキャラクターの強度がめちゃくちゃ上がる
孤独を抱えた者の行き着く先として文学があるはずなのに、その世界でもうまくやれない

でも、家族ともうまくいかず、仕事でも嫌なことがあり、孫は取り返しのつかない事件を起こし、詩の会のメンバーとは馴染めなくても、花を見つけてはひとりで詩のメモをする、やっぱり文学は孤独の相手をしてくれる、そういう救いをめちゃくちゃ描き出してるように思った イチャンドン、寡作で全作名作のカッコいい映画作家の一人だなあ〜
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