サカイピロシネツキ

ポエトリー アグネスの詩(うた)のサカイピロシネツキのレビュー・感想・評価

4.2
目を背けたくなるような身の回りの現実に追い掛けられながら
この世の真善美を求める困難さ。

人がいかに流され、穢れ、その本来の美しさを摘みとられ、そして失われていくのか…。


認知症で徐々に言葉を失いながら、
この世の美しさを詩で表すことのできない
初老女性の目を通じて描かれる
イ・チャンドンによる静かな傑作。